田野聖子 プロフィールへ
【田野聖子のプロフィール】
昭和学院高校を経て、1990年に日本大学芸術学部映画学科演技コースに入学、1年在学中に劇団俳優座の一般公募4期オーディションに合格し、大学を中退して劇団に入団する。同期生たちが舞台の仕事で地方公演に飛び回っている中、研究生時代はテレビと映画の世界で活躍する。
千田是也の遺作となった『カラマーゾフの兄弟』のリーザ役オーディションで千田の目に止まりデビュー、その後大役が続く。出演作『あなたまでの6人』は読売演劇大賞作品賞を受賞した。2001年主演作『十二夜』ではシアターガイドベストプレイヤーに名を連ねる。
森川時久監督『アカシアの町』で映画初主演する。同年、吉田和義監督『ワシントンポストマーチ』は文部大臣賞を受賞する。
その後、吹き替えの仕事をはじめ、活動の場を広げる。2003年から2006年まではニューヨークに在住していたため、その間の活動はなし。文化庁の派遣ではなく、自費での渡米だったらしい。2006年に東京に戻って活動再開。ニューヨークにて一人芝居『花いちもんめ』を上演する。ギネス記録を持つ世界最長ロングラン公演『マウストラップ』60周年記念公演ジャパンプロダクションに出演し、好評を得る。
近年、映画監督としても活動を開始した。監督作品『のりとななかまど』『うつぐみの色』は各映画祭にて賞を受賞している。
2018年3月 劇団俳優座を退団。 現在、ACT JP エンターテイメント所属。
何故、「田野聖子」なのか!?
田野聖子は、女優さんであり、声優さんであり、ナレーターであり、MCであり、映画監督であり、話し方研修講師である。本人によると歌はあまり得意ではないらしい。しかし、これだけの領域の仕事をこなすアーティストは極めてユニークではないだろうか。
「映画監督って?? え~~??!! 凄い!! 普通じゃない、この人!!」っていうのがプロフィールから見た印象であった。
一体、彼女は何者?? あの音楽の奇才、奇人、変人、天才と私が尊敬している秦万里子さんからの紹介であるので、田野聖子さんも恐らく奇才かあるいは奇人の要素を持っているのだろうと予測していた。音楽分野、ピアノに関して絶大なる信頼を寄せている秦万里子さんの知り合いであれば間違いは無いだろうと考え、田野聖子に何かレッスンして頂けることはないかと相談をした。彼女の返事は、「話し方のレッスンはしています」とのことであった。
「話し方????」とは思ったが、即答で「是非、御願いしたいです」と返答した。
しかし、私は田野聖子と実際に喋ったことは無かった。また、彼女が話すのを実際に生で確かめたわけでもなかった。彼女とのやりとりはLINEのみであり、初めて知り合った時からLINEでしかコミュニケーションをしたことが無かった。そのような状況であったが、私は「話し方レッスン」を是非、して頂きたいと強く思ったのだ。。。 一度も話声すら聞いたことが無いというのに。。。(苦笑)。。。
人間というのは不思議なものである。直接にお会いしたことも無いし、話声すら聞いたことが無いのに、LINEでのやり取りだけで私は田野聖子の魅力にはまってしまったのだから。彼女が監督をする2本の映画を観た。そして彼女がナレーションをするYouTubeを少し見ただけである。しかし、それだけで十分であった。とりわけ、映画では彼女の作品作りに対する真摯な姿勢、メッセージ性の強さを感じた。つまり、「何かを創造する、何かを表現する、何かを訴える」彼女のアーティストとしての有り方が私の琴線に触れたのだ。そこには流行にとらわれない気品、上品さが醸し出されていたのだ。クラシック音楽のような飽きのこない地に足の着いた骨太さを感じた。
私は考えた。映画やドラマに出てくる流行りの俳優さん、女優さんでない地に足の着いたアーティストとは彼女のような方を言うのだなあと。何かを創造する、そして表現する、そして何かを訴える。まさにアーティストの世界だ。誰かが作ったストーリーに操られるのではなく、自らストーリーを描き、監督した経験がある彼女ならではのアーティストとしての迫力をLINEのやり取りからも垣間見ていたのだろう。話声を聞く前から、そのような彼女の表現力を感じていた。そして、「話し方レッスン」の講師を是非して頂きたいと思ったのだ。試乗しないでクルマを買うような感覚に近いかも。。。。 そんな感じだった。試乗する必要が無いくらい、いいものと思い込んで注文をする心理だ。
そして、実際に田野聖子に会う機会があった。初めての対面であった。弊社のミニスタジオに彼女を招聘し、彼女が生徒さん(と言ってもプロのMCだが)にMCの基礎レッスンをするところを拝見したのである。レッスンの際の田野聖子はまさに驚異であった。当日の生徒さんはMCのプロフェッショナルであったが、田野聖子はこのプロフェッショナルなMCと比較して全てで圧倒するほどの力量があった。当日は、MCに必要な腹式呼吸、滑舌是正練習等を行ったが、田野聖子の見本デモは本当に素晴らしかった。聞きやすい声、とげの無い滑らかな発音、そして澄んだ声質等。また、発声の際の姿勢の良さ、さらに彼女のレッスンの進め方にも感心した。てんぽや歯切れが良く、解説の分かりやすさもあり、何故このようなレッスンをするのかという理由も明確に説明された。ある時はお母さんのように、ある時はお姉さんのように、ある時はスポーツインストラクターのように、ある時は舞台女優さんぽく。。。 どれが本当の田野聖子なのかわからないぐらいにいろいろな側面を感じさせ、どの田野聖子も居心地の良さを醸し出していた。
「お会いする前から話し方レッスンの講師を依頼してしまったが、やはり僕の見立ては間違っていなかった」と自画自賛。。。。 しかし、こんな凄い人が何故、自分の目の前にいるんだろうというおこがましい感覚に襲われた。
「え~~っ!! こんな凄い人にレッスン講師やって頂けたらとんでもなく凄い教室になるなあ。いや、絶対にしてみせる。デキる!!」と妄想が広まった。
そんな時、田野聖子がこの時勢の必需品であるマスクを取り外した。
「何と!!!!」 私は一瞬、たじろいだ。。。 「何と、何と綺麗な女優さんなんだ。。。。。。」 私はコロナ感染症対策でマスクをすることがとても心地よい。自分の醜い顔をさらけ出さないでいられるからだ。また、おっさん口臭も防ぐことができる。顔に関するコンプレックスをマスクでかき消すことが出来るので、私はマスクが好きだ。しかし、田野聖子はマスクで明らかに損をしている女優さんだ。マスクを取り外した田野聖子が、身近になりかけた存在から、急に遠い憧れの世界に飛び立って行ってしまうような距離感を感じた。
「やはり自分とは違う別世界の女優さんだ」と実感したのだ。
「モノが違う」ってまさにコレだよなあ。。。 田野聖子の凄さはレッスンを受ければ実感するだろう。楽しみにしてください!!!
以下のような方に田野聖子の話し方レッスンを特におススメする。
- 滑舌が悪く、人前で話をするのが苦手なので、それを何とかして克服したいと考えている人
- MC等、人前で話をする機会が多いので、より自然にカッコ良く話せるようになりたいと考えている人
- 舞台俳優のようなプロフェッショナルを目指す人
- 企業でプレゼン等の機会があるが、なかなかスマートに表現ができないと悩んでいる人
- 歌を歌う時の腹式呼吸法をマスターし、より大きく堂々と歌を人前で歌いたいと真剣に考えている人