秦まりほ プロフィール >

秦まりほ 秦まりほ 秦まりほ 

【秦まりほのプロフィール】

神奈川県出身。幼少の頃より音楽や舞台芸術に親しみ、中学卒業後は歌手活動、また劇団公演などへの出演を経て2015年よりオーストリアのウィーンに留学。声楽を専攻したのち現地音楽院「International Academy of Music and Performing Arts Vienna」のミュージカル科に学び(2017〜2021)、同学年では3人のみの成績優秀者として卒業。

在学中も現地の国際的芸術祭「Wiener Festwochen」(ピアニスト) やガラコンサート(ソロシンガー/ダンサー)、ミュージカル(初演メンバー)等に出演し、教会ミサでも幾たびかソプラノソリストを務める。又、欧州議会主催の「EYE (European Youth Event)」における公演メンバーとして校内より選ばれ 、同議会の会議場(フランス、ストラスブール)にてパフォーマーとして出演。

自身も創立メンバーであるクロスカルチャーユニット、「KiMaYuNi」では出演に加え演出・振り付け・伴奏の一部も担当 。
又、ヨーロッパ等で活躍する歌手/女優のLenneke Willemsen氏の来日公演・ワークショップでは、出演及び専属通訳を務めた。
日本語、英語、ドイツ語、オランダ語を話し、更にフランス語とASL(アメリカ手話)も勉強中。

 

何故、「秦まりほ」なのか!?

秦まりほは、あの「音楽の奇才」である秦万里子の娘さんである。日本を離れて10年弱、オーストリアでミュージカル、声楽を学び、2021年7月に帰国してきたばかりだ。まだ20代半ば過ぎのこの若手アーティストの能力はいかほどのものなのか。正直、私は彼女のコンサートを見に行く前は殆ど期待をしていなかった(まりほさん、ごめんなさい)。秦万里子の娘さんであるので、「まあそこそこにはやるのかも」とは思っていた。年齢もまだ若いので「所詮はビギナークラス」だろうと軽んじていた。藤沢で行われた日本帰国凱旋コンサート前での私の予想だった。

2021年7月18日、公演が始まった。バックは母である秦万里子のピアノである。ピアノ1台と歌というボロが見えたら一発アウトのコンサートである。いつボロが見えるか正直、心配であった。

しかし、しかしである。秦まりほが歌い始めた数秒で私は呆気にとられたのだ。野球で言えば、初回で先頭バッターに初球で場外ホームランを打たれたような衝撃であった。一発KOとはまさにこのことだろう。

私は叫んだ。「ヤバい、ヤバ過ぎる!」「この人、超クレージーだ!」「これこそがホンモノの芸術だ」。この叫びは初めて秦万里子の演奏を聞いた時と全く同じものだ。20代半ばのこの若者は一体どれだけの能力を秘めているのか。。。 私は驚愕した。そしてコンサート前に彼女の能力を軽んじていた自分を恥じた。確認もせずに思い込みで人を判断すべきではないとあらためて認識した。彼女の歌声は美しく、まろやかであり、そして太く、私の脳に突き刺さってきた。
歌声が美しいのは勿論、その技術にも感嘆した。しかし、私が驚いたのはその技術の高さだけではなかった。技術力のある若手アーティストには「歌心が無い、哀愁が無い」、「上手いが心に響かない」というありがちな現象が伴うことが多い。しかし、秦まりほは違った。確かにまだ若い。しかし、私の心にぐいぐいと響いてくるのだ。まるで私が秦まりほから愛されているのではないかという錯覚を抱くほどなのだ。勘違いも甚だしいが一瞬、歌っている秦まりほと目線が合ったように感じた。私は目を伏せた。大好きな女性から愛を告白され、嬉しすぎてどう返答して良いのかわからなくなってしまったような気持ちか。。。。

確かに熟練したアーティストが醸し出す枯れた淡い自然な響きは無い。しかし、それを補う若さ一杯の可憐さ、笑顔、素晴らしい音楽を皆に伝えたいという純粋さや音楽愛、エネルギーが満ち溢れていた。そして彼女の歌の技術はこれまで私が聞いてきたプロフェッショナルな有名歌手と全く変わらない、それどころか完全に上回っているのではないかと思ったほどだった。心への響き方が私が思い描いていたものと明らかに違った。若い歌い手でも、ここまで心に響くのか。。。。歌うことに必要な技術項目が例えば50項目あったとして、その全ての項目が完璧に100点満点なのではないかと思うほど、歌唱力そのものにも圧倒された。

つまり、秦まりほの歌はそのぐらい私の心を捉えたのだ。そして、私は叫んだ。
「オレ、まじでもうカラオケやめるわ」
嬉しがってマイクを持ち、カラオケで歌ってヘラヘラ笑っている自分が醜く思えたのだ。惨めにも思えたのだ。そんな自分が恥ずかしくなるほど、秦まりほの歌は強烈なインパクトがあった。

「こういうのをプロフェッショナルって言うんだろうなあ!! いや~、凄い。凄すぎる。しかも、この若さで何で60近いこのおっさんのオレの心にこんなに響いてくるんだ。このアーティストは一体何者か!!」
一気に秦まりほの世界に惹きづり込まれ、恍惚感すら覚えた。ボーカルを聴いてこんな気持ちになったことは正直無かった。いや正確には一度ある。今から35年前の大学時代にまでさかのぼる。あの偉大なジャズトランぺッターであるディジー・ガレスピーの最後の日本公演での彼のボーカルである。年老いて往年のハイノートヒッティングが出来なくなり、正直彼のトランペットはあまり印象的ではなかったが、歌い始めた瞬間に場内が揺れた。多くの観衆が呆気にとられたと思う。上手い下手を超越したディジーの歌声は今でも私の脳裏に残像がある。その位、ディジーのボーカルは素晴らしいものであった。コンサート終了後は多くの聴衆と彼のボーカルが凄かったという感想を話し合った。ディジーのボーカルを聞いた後、しばらく放心状態、興奮状態であったが、その時の感覚と同じだ。

秦まりほのステージでは、1曲1曲毎に曲が意図するものに合わせて衣装が瞬時に変わっていくアプローチはとてもユニークだった。彼女のファッションセンスも見事であった。ミュージカルの要素が取り入れられ、曲の解説も丁寧に面白おかしく秦まりほは明快にこなしていった。トークもテンポが良く、機転が利いていて、話の視点も鋭く、頭脳明晰であることも感じられた。歌の解説などを真面目に聞いたことが無かった私が、秦まりほの曲の解説に夢中になった。たった1人でミュージカルを演じているのだが、そこに寂しさは全く無かった。秦まりほの存在感がなせる業であろう。

「小学校の先生みたいに優しいなあ、わかりやすいし、いつまでも聞いていたいなあ。え~、もう終わりかあ~、寂しいなあ。もっと聞いていたい」
これが秦まりほの曲の解説を聞いていた私の感想である。歌だけでなく、トークも心に響いてきたのだ。彼女ならば、声楽分野でなく、他の分野で仮に生きていたとしても、相当に貢献性の高い仕事ができるだろうなあと感じた。一般企業のビジネスマンならば注目の女性になることは間違いないだろう。

そして、決断した。「秦まりほが、レッスン講師であるべきだ! 彼女のもっているノウハウ、技術、音楽愛はやはり多くの方に届けるべきだ」と。コンサート終了後に、他の聴衆と感想を話し合った。皆、私と同じ気持ちであったようだ。皆の顔もニコニコだった。聴衆の多くの方と感想を話し合った。私はウキウキ気分、ニコニコ顔で帰りのクルマを運転した。自宅に着くまでの間、コンサートの興奮がまだ抜けきれず、コンサート会場近くの介護施設にいる義理父に会う約束を忘れてしまい、家に到着してしまった。義理父には悪いが、そんなことはどうでもよいぐらい興奮状態であったのだ。帰宅して妻にすぐに捲し立てた。

「いや~、参ったよ。やられた。凄かった。。。 参った。言葉無いよ」

そんな彼女がボーカルのレッスン講師をつとめる。彼女は努力で上手になったと聞いた。努力すれば歌が上手になるという実例がこれなのかと思った。その努力も半端なものではなかったと聞く。ヨーロッパで苦節10年近く。。。 本気で取り組んだ成果を充分にコンサートでは発揮できたと思う。

ハッと思った。「今まで何も考えることなく歌ってきたけど、一度、本格的に悩み相談して、どうやったらうまくなるかレッスンを受けてみよう。そしてキチンとやってみよう」。そして、彼女に連絡をして、まずは「Whole New World」を課題曲としてレッスンを受けたい旨を伝えた。レッスン事業を軌道に上げないといけないのは運営者である私の責任であるが、まずは自分が生徒としてレッスンを受けたいという気持ちをもう抑えることができなかった。夜、Whole New Worldを自撮りして、自分の歌を聞いてみた。

ヘドが出るぐらい下手糞であった。こんな状態でもまりほ殿のレッスンを受けることができるのか。自分の中では、既に秦まりほから、まりほ殿に格上げになっていた。母親である万里子氏に聞いた。

「こんな下手な僕でもレッスンで上手くなるのでしょうか」

秦万里子は言った。「つべこべ言わずにまずレッスンを受けて練習しなさい」

「そりゃ、そうだよなあ」と思った。やる前からやらない理由を探すのではなく、まず努力をすること。これは大事だなあと改めて認識した。そういうわけで、まりほ殿のレッスンを最初に受けるのは「オレだ」と意気込んでいる。

そんな時、既にまりほ殿がもうレッスンを開始して、評判が良いという情報が入ってきた。私は悔いた。「先に取られた!!!! しまった、やられた」。ボヤボヤしていた自分が悪い。まりほ殿からレッスンを受けたい人がたくさんいて当然だろうと反省した。私が思っていることは皆が思っているのだ。

「くそっ、先を越された。ええい、それでも構わん、オレも習う。まりほ殿、ちょっと練習して自撮り画像を送りますから待っていてください」

推奨理由になっているかわからないが、まだ実は興奮状態である。ボーカルを真剣に学びたい人に秦まりほを強く推奨する。まりほ殿は徹底主義者、完璧主義者である。本気モード全開のアーティストである。中途半端やチャラチャラしたものは一切受け付けないアーティストである。しかし、彼女は人よりも上手に歌うことを目標としているのではない。他者と競うことも思っていない。歌の上手い下手で順位を競うことも一切考えていないのである。彼女にあるのは、音楽を愛し、皆で楽しみ合い、心を豊かにしましょうという願いそのものなのだ。その嘘偽りの無い強い純粋な思いが私達の心に響くのであろう。

以下のような方にまりほ殿のボーカルレッスンを特におススメする。

  • ボーカル技術を細かく学び、1つ1つを丁寧にレベルアップしたい人。
  • ミュージカルで見事に演じたいと強く思っている人。
  • 声楽分野で留学を希望している人。
  • 英語、フランス語、ドイツ語等の外国語でも歌唱力を上げたいと考えている人。
  • 完璧主義、徹底主義の人。とにかく本気で学びたい人。中途半端な人には推奨しません!